ニホンのテッペンに立つ

富士登山の醍醐味の一つは“ご来光”を見る(拝む)ことである。この8.5合目の山小屋に宿泊した人は頂上でご来光を見る人、この山小屋から見る人に分かれる。頂上から見ようという人は3時ごろに起床し頂上を目指して登る。ご来光は頂上で見るのも8合目から見るのも同じだと聞いていたので我々は山小屋から見ることにし4時に起床した。

ニホンのテッペンに立つ ニホンのテッペンに立つ
         雲海                御来光

日の出を待つ小屋の外は肌寒い。眼下に見える雲海の先の雲間に日が昇り始めた。雲間から太陽が顔をのぞかせると「ワーきれい!」という歓声が上がった。ご来光に手を合わせ旅の安全を祈った。午前7時、8.5合目の山小屋を出発、頂上を目指し登り始めた。1時間余りで頂上に到着した。頂上には登り詰めた大勢の人々が体を休めていた。

ニホンのテッペンに立つ ニホンのテッペンに立つ
       テッペンに立つ        子供達も頑張った


5合目で買った金剛杖に、各山小屋で200円を払い証明の焼印を押してもらった。山頂で最後の焼印“富士頂上・富士奥宮”という印を押してもらったので金剛杖も焼印で埋った。

ニホンのテッペンに立つ ニホンのテッペンに立つ
     金剛杖も焼印で埋まる        頂上での最後の印


30分ほど休憩をし、最後の目的である暑中見舞いのはがきを富士山頂郵便局(1906年開設)で投函するために御殿場ルートと富士宮ルート山頂である浅間大社奥宮まで移動する。富士山頂を一周する約3.5Kmの“お鉢巡り”というのがあるが今日の明るいうちに埼玉まで行きたかったのであきらめて下山を始めた。

ニホンのテッペンに立つ ニホンのテッペンに立つ   
      富士山頂郵便局の印            下山は横向きに降りる


下山道には延延“砂走り”という砂の道が続く。足早に下る若者もいたが、下りはひざを痛め易いと思い休みながらゆっくりと下山することにした。砂走りが終わったところに“砂払5合目”というのがあった。下山道で被った砂を払い落し、スタート地点の新5合目口にようやくたどり着いた。昨日、登山の安全を祈願した古御岳神社に、無事下山できたお礼詣りをして帰路についた。


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この記事へのコメント
写真でも分かる素晴らしいご来光ですね。
何となく、その場の雰囲気の一部を分かち合えたような気が
します。
大変な思いをした上での暑中見舞いを、あだやおろそかに出
来ないと改めて実感しました。
ありがとうございました。
Posted by ド・コモ at 2011年09月02日 18:09
ド・コモ様コメント有り難うございます。“富士山頂郵便局”の消印に気づいた人は少なかったようです。
Posted by 古賀 等古賀 等 at 2011年09月03日 23:39
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