老いても成功するまで諦めない

  

ミャンマーの現地事務所から里子たちの近況報告の手紙が届いた。この手紙を書いてくれたのは“国際協力の会ＭＩＳ”が支援をさせてもらっているサイクロン被災孤児２５名からの便りである。本人の現況写真と手紙が同封されていた。ミャンマー語で書いた手紙を現地スタッフが日本語に訳してくれたものだ。


　　　　　　　　　届いた手紙（ミャンマー語を日本語に翻訳）

各人が３つのテーマについて書いてくれていた。夏休みについて、新学期について、最後に日本のお父さんお母さん（里親）についての思いを書いてくれていた。4月の中旬に行われるミャンマーの「水祭り」は日本のお正月のようなものだ。子供たちは「あといくつ寝ると・・・」と、心待ちにしている年に一度のお祭りである。また、ミャンマーの夏休みは４～5月で水祭りの休みとも重なり長期の休みになる。夏休みが終わると６月１日から新学期がはじまる。

　　　サイクロンの時はお母さんのおなかの中だった
　　　　　テッテッアウンちゃんも４歳になりました

　　まだ字が書けないので“おうち”の絵を描いてくれました

肉親を亡くした子供たちが必死に生きようとする様子が伝わってくる手紙である。現在はＭＩＳの会で２５人を一手に引き受けているが今年からこの子供たち一人一人を支援していただく里親を探し、このような手紙も回数を増やして近況を伝えるようにしたい。

来年あたりは支援していただく里親の方と子供たちの交流を深める「スタディーツアー」も計画したいと思案中である。
  

過日“国際協力の会ＭＩＳ”の臨時総会を開催した。今回の臨時総会は今年度の事業計画を具体化するための会議である。それと今年から我が会に協力してもらう新しい会員の紹介も兼ねての総会である。


　　　　　　　テッテッアウンちゃん（ｻｲｸﾛﾝの時はお腹の中でした）

今年の主たる事業は２００８年ミャンマー南部を襲ったサイクロンで大津波が発生し１３万人ものミャンマー人が被害に遭った。このサイクロンで親族を失った孤児達の支援を２年前から続けているが今年も引き続き支援をすることを確認し合った。


　　　　　　　　　　モーピｴピｴゾウちゃん（母と妹を亡くしました）

これ等の孤児の支援は被災直後からジャパンハートが５０名の孤児の面倒を見ておられたもののうち半数をＭＩＳの会で支援させて頂き続けているものである。


　トートーアウン君（サイクロンで流され気が付いたら知らない所にいました）

同じくジャパンハートがエイズや他の病気で親を亡くした孤児達の面倒を見るために孤児院を建てられた。その孤児院の浄水施設建設のための事前調査やＭＩＳの会が “認定ＮＰＯ”をとる準備を進めるなどの具体的方針を決めた。

　　　　　　【上記写真はＭＩＳが支援している２５名中の３名　2011年データ】